出かけた

ジュンク堂ソフォクレスアンティゴネー』を買う。こんど劇団でこれをやるのだ。この情報はフライングだろうか? まあ別にかまわないだろ。

あとは東雅夫編『おばけずき 鏡花怪異小品集』と由良君美『椿説泰西浪漫派文学談義』も。なんか「幻想文学」関連のものを買うのは久しぶりな気がする。夏だしな。

新刊で手軽に買える『アンティゴネー』には、呉茂一訳と福田恒存訳があるようだ。呉はともかく、福田はギリシャ語なんてできないだろうから、こっちは英語からの重訳か。演出の指定どおり福田訳を購入。書店でなんとなく比べてみたが、確かにこちらのほうが現代的でリーダブルな文体の気がする。それとも、やはりうちの劇団名からいって福田恒存のほうがふさわしかろうという、新主宰者の洒落?逆説?あるいは本気?だろうか。そこまで考えてねえか。

そのあと回転寿司を食って帰る。なんかあっさりめのものをと思うと、けっこうな確率で回転寿司が念頭にあがるのだが、実際に食べると必ずちょっとがっかりする。口が肥えてるとかじゃなくて、前はもう少しうまいと思ってた気がするんだが。ていうか最近、何を食っても大してうまいと思わない。歳のせいだろうか? それともなんか心の病みたいなのかしら。まあ人間、同じことをずっと続けているとかならず飽きがくるようになっているらしいから、当然、食べることにもそれが起きてかまわないはずだ。むしろ遅すぎるくらいだ。