2012-09-11 宙ぶらりん アンティゴネーという人の言動を見ていると、若き柳田國男の手になる例の新体詩、 うたて此世はをぐらきを 何しにわれはさめつらむ いざ今一度かへらばや うつくりかりし夢の世に を思い出す。兄の弔いうんぬんはただの口実で、要はとっとと死にたいだけなんじゃないのか。 気持ちはわかります。ひじょーに。俺もうつし世におさらばして、早く帰りたいと思うことがしばしばです。 ただ、「うつくしかりし夢の世」というのは多分まやかしなんでしょう。それこそ生きている人間のための。 帰る場所などありません。残念。